
【食レポ】風薫る五月「御食事ゆにわ」で味わう季節のディナーコース
こんにちは。
「ゆにわ塾」お客様サポーターの三輪雅美(みわまさみ)です。

先日、「御食事ゆにわ」で季節のディナーコースを堪能してまいりました。
ふだん一緒に働いている仲間とともに、最高の時間を過ごさせていただきました。
そんなディナーをご紹介します。


一品目は、鮮やかな翡翠(ひすい)色が美しい、うすいえんどうのスープ。
うすいえんどうを丸ごと味わうために、さやえんどうのサヤと薄皮を出汁に入れているのだとか。青臭さは一切なく、豆乳で仕上げたという絶妙なとろみが心地よい逸品でした。
全てが絶妙に調和していたとても美味しいスープで、一品目からテンションが上がりました!

二品目からお刺身は嬉しい限りです。
甘鯛が本当に甘くて、煎り酒と相性が良く、めちゃくちゃ美味しかったです。もう、いくらでも食べれました。
マグロも、美しい赤から少し脂身交じりのグラデーションで、最高に自分好みでした。わさび&手作り醤油麹でとても美味しかったです。

コースの中に御節が組み込まれているのは、毎回楽しみになっています。
特に今回は、つきたて焼きたてのおもちに、レアな半生のからすみを乗せ、海苔で巻いた一品が、あまりにも美味しくて幸せすぎました。
もっとたくさん食べたいです(笑)
定番の昆布巻きも、安定のとろけるようなおいしさでした。

タコはおどろくほど柔らかく、それだけでも十分においしいのですが、お出汁がまた格別。
さば節を使い、それを鶏のチンタン出汁と合わせることで、さば節の風味を上品に引き立てていました。
雑味がまったくなく、透明感あふれる洗練されたお出汁になっており、ディナーにふさわしい逸品でした。

メインは、榛原牛(はいばらぎゅう)の希少部位「唐辛子」を使った炭火焼です。
なんと、一頭からわずか2kgしか取れないのだとか。
その貴重なお肉が、香ばしくミディアムレアに焼き上げられていました。
そのままでも十分においしいのですが、きゅうりを和えた白いソース(ザジキというヨーグルトときゅうりのソースだそうです)とデミグラスソースを一緒に絡めていただくと、また違ったおいしさが広がりました。
この白いソースは初めての体験でしたが、センセーショナルな味わいでした。
付け合わせのじゃがいもも非常に甘く、ソースとの組み合わせがその甘さをいっそう引き立てていました。
胡椒のアクセントも素晴らしく、スパイス好きのわたしにはたまらない一皿でした。

塩むすびは最高においしく、一口、ひとくち味わいながらいただきました。光の塊が体中に広がっていきました。
あつあつで、炊き加減もちょうどよく、お塩もお米の甘さを引き立ててくれる加減で、とっても美味しかったです。

「このチーズを味わってほしい」という想いから生まれたというパスタです。
野菜本来の力を信じ、甘やかさずに育てた「狼桃(おおかみのもも)」という特別なトマトを使ったソースは、おどろくほど甘くて濃厚でした。
そのソースの上に、熱に弱いブラータチーズとモッツァレラチーズを合わせるという、手間暇かけた一品でした。
このトマトソースとチーズの相性は抜群で、いつまでも食べていたいと思える、本当においしいパスタでした。

手で皮を剥いた胡麻を使って作られたという胡麻豆腐です。
その信じられないほどの手間とエネルギーに、わたしはただただ脱帽でした。
揚げたてで提供される胡麻豆腐は、外はカリッと、中はとろりとしていました。
そのあまりのおいしさに、わたしは思わず無言で黙々と味わってしまいました。
胡麻のうまみ、甘み、食感、すべてが引き立つシンプルな調理法ながら、奥深い味わいでした。

鯛と車海老を、山菜や野菜の千切り、春雨と一緒に巻き、表面にはエディブルフラワーをあしらった、目にも鮮やかな一品です。
海鮮の旨味が凝縮されており、パクチーが良いアクセントになっていました。
こんな美しいアイデアがあるのかとおどろかされました。

身はふっくらと食べ応えがあり、脂の乗りも絶妙でした。
皮までおいしくいただける、焼き加減が秀逸な鰻でした。
口に入れた瞬間の香ばしさと、噛みしめるたびに感じるふんわりとした食感がたまりませんでした。
付け合わせの甘酢ショウガも良い箸休めになり、大満足の一品でした。

締めは、十割の手打ち蕎麦です。
お出汁はまぐろ節を使っているそうで、主張しすぎず上品で澄んだおいしさでした。
それに合わせて少し細めに仕上げられた蕎麦は、つるりとした喉越しが心地よく、繊細でやさしい味わいでした。
このハーモニーが締めにぴったりで、あまりのおいしさにわたしはお代わりしてしまいました。
それでも、するりとお腹に収まってしまう軽やかさでした。

最後のデザートはプリンアラモードです。
極力、砂糖を使わずにデザートの甘み(砂糖)を極限まで減らすことで、食材そのものの甘みや素朴な味わいを引き出しているのだそう。
お米のアイスクリームはきめ細やかで上品な舌触り、お米の風味を感じられました。
プリンも、卵が喜んでいるような味と食感は、どこか懐かしい。
豆腐ホイップクリームは、豆の味が引き立った軽くてやさしい味わいでした。

今回はワインペアリングもお願いしたのですが、特筆すべき組み合わせがありました。
御節の黒豆 × アルメリア白2021
明石焼のお出汁 × 土佐ワイン白2023
黒豆とワインが口の中で溶け合い、一つになっていくような感覚はまさに至福でした。
そして、明石焼のやさしいお出汁には、2023年の若い土佐ワインがそっと寄り添うように調和し、その絶妙なマリアージュにわたしは脱帽でした。
ちなみに、一品目のえんどう豆のスープには、同じ土佐ワインでも2021年の、よりしっかりとした味わいのものが合わされており、お料理ごとにワインとの境界線がなくなり、融合していくような体験はうっとりするほどでした。
お酒が飲める方には、今月のペアリングは絶対におすすめです。
*
一品一品に込められた手間暇とエネルギー、そして常に進化し続ける姿勢が感じられました。
いのちのおむすび、ごはん、味噌汁、漬物もすべておいしく、特にお米が主役と感じるほどの素晴らしい仕上がりでした。
まさにプライスレスなお料理の数々、本当にありがとうございました。 ご馳走様でした。
※上記は2025年5月「季節のディナーコース」のレポートです。
※『御食事ゆにわ』は、その時期に採れた新鮮な食材を使っておりますので、メニューが変わることもあります。ですが、どの料理も格別ですので、きっとご満足いただけます!!
・・・
御食事ゆにわ

大阪府枚方市楠葉美咲3丁目12-6[MAP]
LUNCH 12:00-15:00(13:30 L.O)
DINNER 18:00-21:00
定休日:水・木
ご予約はこちらから>>
または
お電話 072-864-5419
受付:9時~12時/15時~19時(木曜休)
「ゆにわ塾」お客様サポーターの三輪雅美(みわまさみ)です。

先日、「御食事ゆにわ」で季節のディナーコースを堪能してまいりました。
ふだん一緒に働いている仲間とともに、最高の時間を過ごさせていただきました。
そんなディナーをご紹介します。
お品書

碓井(うすい)えんどうのスープ

一品目は、鮮やかな翡翠(ひすい)色が美しい、うすいえんどうのスープ。
うすいえんどうを丸ごと味わうために、さやえんどうのサヤと薄皮を出汁に入れているのだとか。青臭さは一切なく、豆乳で仕上げたという絶妙なとろみが心地よい逸品でした。
全てが絶妙に調和していたとても美味しいスープで、一品目からテンションが上がりました!
お造り

二品目からお刺身は嬉しい限りです。
甘鯛が本当に甘くて、煎り酒と相性が良く、めちゃくちゃ美味しかったです。もう、いくらでも食べれました。
マグロも、美しい赤から少し脂身交じりのグラデーションで、最高に自分好みでした。わさび&手作り醤油麹でとても美味しかったです。
御節

コースの中に御節が組み込まれているのは、毎回楽しみになっています。
特に今回は、つきたて焼きたてのおもちに、レアな半生のからすみを乗せ、海苔で巻いた一品が、あまりにも美味しくて幸せすぎました。
もっとたくさん食べたいです(笑)
定番の昆布巻きも、安定のとろけるようなおいしさでした。
明石焼

タコはおどろくほど柔らかく、それだけでも十分においしいのですが、お出汁がまた格別。
さば節を使い、それを鶏のチンタン出汁と合わせることで、さば節の風味を上品に引き立てていました。
雑味がまったくなく、透明感あふれる洗練されたお出汁になっており、ディナーにふさわしい逸品でした。
牛の炭火焼

メインは、榛原牛(はいばらぎゅう)の希少部位「唐辛子」を使った炭火焼です。
なんと、一頭からわずか2kgしか取れないのだとか。
その貴重なお肉が、香ばしくミディアムレアに焼き上げられていました。
そのままでも十分においしいのですが、きゅうりを和えた白いソース(ザジキというヨーグルトときゅうりのソースだそうです)とデミグラスソースを一緒に絡めていただくと、また違ったおいしさが広がりました。
この白いソースは初めての体験でしたが、センセーショナルな味わいでした。
付け合わせのじゃがいもも非常に甘く、ソースとの組み合わせがその甘さをいっそう引き立てていました。
胡椒のアクセントも素晴らしく、スパイス好きのわたしにはたまらない一皿でした。
いのちのおむすび

塩むすびは最高においしく、一口、ひとくち味わいながらいただきました。光の塊が体中に広がっていきました。
あつあつで、炊き加減もちょうどよく、お塩もお米の甘さを引き立ててくれる加減で、とっても美味しかったです。
トマトとチーズのパスタ

「このチーズを味わってほしい」という想いから生まれたというパスタです。
野菜本来の力を信じ、甘やかさずに育てた「狼桃(おおかみのもも)」という特別なトマトを使ったソースは、おどろくほど甘くて濃厚でした。
そのソースの上に、熱に弱いブラータチーズとモッツァレラチーズを合わせるという、手間暇かけた一品でした。
このトマトソースとチーズの相性は抜群で、いつまでも食べていたいと思える、本当においしいパスタでした。
揚げ胡麻豆腐

手で皮を剥いた胡麻を使って作られたという胡麻豆腐です。
その信じられないほどの手間とエネルギーに、わたしはただただ脱帽でした。
揚げたてで提供される胡麻豆腐は、外はカリッと、中はとろりとしていました。
そのあまりのおいしさに、わたしは思わず無言で黙々と味わってしまいました。
胡麻のうまみ、甘み、食感、すべてが引き立つシンプルな調理法ながら、奥深い味わいでした。
生春巻

鯛と車海老を、山菜や野菜の千切り、春雨と一緒に巻き、表面にはエディブルフラワーをあしらった、目にも鮮やかな一品です。
海鮮の旨味が凝縮されており、パクチーが良いアクセントになっていました。
こんな美しいアイデアがあるのかとおどろかされました。
鰻の炭火焼

身はふっくらと食べ応えがあり、脂の乗りも絶妙でした。
皮までおいしくいただける、焼き加減が秀逸な鰻でした。
口に入れた瞬間の香ばしさと、噛みしめるたびに感じるふんわりとした食感がたまりませんでした。
付け合わせの甘酢ショウガも良い箸休めになり、大満足の一品でした。
十割手打ち蕎麦

締めは、十割の手打ち蕎麦です。
お出汁はまぐろ節を使っているそうで、主張しすぎず上品で澄んだおいしさでした。
それに合わせて少し細めに仕上げられた蕎麦は、つるりとした喉越しが心地よく、繊細でやさしい味わいでした。
このハーモニーが締めにぴったりで、あまりのおいしさにわたしはお代わりしてしまいました。
それでも、するりとお腹に収まってしまう軽やかさでした。
プリンアラモード

最後のデザートはプリンアラモードです。
極力、砂糖を使わずにデザートの甘み(砂糖)を極限まで減らすことで、食材そのものの甘みや素朴な味わいを引き出しているのだそう。
お米のアイスクリームはきめ細やかで上品な舌触り、お米の風味を感じられました。
プリンも、卵が喜んでいるような味と食感は、どこか懐かしい。
豆腐ホイップクリームは、豆の味が引き立った軽くてやさしい味わいでした。
ワインペアリングの妙

今回はワインペアリングもお願いしたのですが、特筆すべき組み合わせがありました。
御節の黒豆 × アルメリア白2021
明石焼のお出汁 × 土佐ワイン白2023
黒豆とワインが口の中で溶け合い、一つになっていくような感覚はまさに至福でした。
そして、明石焼のやさしいお出汁には、2023年の若い土佐ワインがそっと寄り添うように調和し、その絶妙なマリアージュにわたしは脱帽でした。
ちなみに、一品目のえんどう豆のスープには、同じ土佐ワインでも2021年の、よりしっかりとした味わいのものが合わされており、お料理ごとにワインとの境界線がなくなり、融合していくような体験はうっとりするほどでした。
お酒が飲める方には、今月のペアリングは絶対におすすめです。
*
一品一品に込められた手間暇とエネルギー、そして常に進化し続ける姿勢が感じられました。
いのちのおむすび、ごはん、味噌汁、漬物もすべておいしく、特にお米が主役と感じるほどの素晴らしい仕上がりでした。
まさにプライスレスなお料理の数々、本当にありがとうございました。 ご馳走様でした。
※上記は2025年5月「季節のディナーコース」のレポートです。
※『御食事ゆにわ』は、その時期に採れた新鮮な食材を使っておりますので、メニューが変わることもあります。ですが、どの料理も格別ですので、きっとご満足いただけます!!
・・・
御食事ゆにわ

大阪府枚方市楠葉美咲3丁目12-6[MAP]
LUNCH 12:00-15:00(13:30 L.O)
DINNER 18:00-21:00
定休日:水・木
ご予約はこちらから>>
または
お電話 072-864-5419
受付:9時~12時/15時~19時(木曜休)